英語が聞けて話せる人との差とは
確実に英語力、英会話力をつけていただくために
ここで述べることは、誰もが出来るはずの英会話の修得を、確実に踏み外すことなく達成させていただくために訴えることです。 以下の7つのポイントがあります。
- 1.知っている英単語より使いこなせる英単語
- 2.英文法は練習して身につける
- 3.無理をしない
- 4.暗記をしない
- 5.日本語訳に頼らない
- 6.集中する
- 7.やっぱり少しは勉強もする
1. 英語が話せるようになる人は闇雲に英単語を暗記しません
物理的に言うと、英語を話すことすなわち英単語を口にすることです。
ですから、英単語はたくさん知っているにこしたことはない。
いいえ、英単語をたくさん知っていても意味がありません。
使いこなせる英単語がどれくらいあるかです。
中学、高校でたくさん単語を覚えた経験は誰にもあるでしょう。大学受験で相当な数の単語を覚えた人も少なくないでしょう。
でも、そのとき、自分の英語運用能力がすごく上がった。そんな実感を持った人はほとんどいないのではないでしょうか。 私も全く実感しませんでしたし、つまらないだけでした。
それは学校英語は使いこなせない英単語をたくさん知っている人を育てるだけだからです。しかも、高校や大学受験で無理矢理暗記させられる難しい単語は用途が限られているので、 使う頻度がものすごく低く、だからなかなか馴染みも出てこないし、一つの単語を使いこなせるまでに相当の時間を要します。
ところが例えば、putと言う一つの基礎英単語は、 様々な状況で様々な使い方をすることが出来ます。
例えば、
- 優先順位をつける
- 新しい部署に配属する
- 気分を変える
- 仕事を任せる
- 何かに書き留める
- 言い方を変える、
- 何かを終結させる
- 行動に移す、
- 何かを正す。明らかにする
等
putのイメージがはっきり理解できていれば、これらのことは全てputで言えるようになります。そして、そちらの方がはるかに自然なネイティブに通じる英語なのです。
putと言う単語を本当の意味でイメージとして理解すれば、 それだけで、あなたが100の高校英単語を使いこなせるようになるのと同じくらいの効果が有ると思っていいでしょう。日本人のほとんどがput = 置くの発想でしかputを使いませんから、 あなたがもっともっとぜんぜん違った様々な状況でputを使うようになると、 あなたの英語はそれだけで他の日本人と一線を置いた、より自然な英語になり、ネイティブを感心させることが出来るでしょう。
あなたの緊急の課題は使いこなせる英単語を増やすこと。そのためにはまず、
100の難しい英単語を記憶しようとする前に、既に知っている英単語を本当の意味で理解し、 使いこなすことにより多くのエネルギーと時間を割いたほうが、効率的で無理がありません。
ここで今知っているつもりの基礎英単語を使いこなすことがいかに大切か、もう少しみていきましょう。
restrain, repress, suppress, restrict, curb, contain,
どれも大学受験に出てきそうなものばかりです。あなたはこれら全てを日本語訳の対応でおぼえているとします。どれを選びますか。どれでもいいわけではありません。 これらは微妙に意味が違い、使い方も違います。これらの意味の違いを正確に理解し、全てを正しく使い分けられる英語力というのは、 ほぼネイティブレベルに近いでしょう。英単語を“ただ知っている”というレベルでは、
restrain inflation, repress inflation
などど言ってしまいそうです。
しかしrestrainは主に人の行動を力で阻止するという意味の抑制で、repress は主に感情などを抑えるという意味で使います。 suppressは力ずくで抑え込むという意味合いになり、 restrictは行動などの自由を制限する、という意味合いが強く、 インフレ抑制では適当ではありません。containは封じ込めるという意味合いが強いです。ここで最も適当なのは、
curb inflation
でしょう。これだけの微妙なニュアンスを肌で感じ取れていて初めて使いこなせるのです。日本語の訳で覚えているだけでは何の役にも立ちません。 これだけの英単語を知り、状況に応じて使い分けることを最初から求めても、あまりにも困難すぎて、ほとんど不可能です。 しかし上に挙げた様々な状況で共通して使えるやさしい英単語をあなたは使いこなせていますか?
control inflation, control your feelings, control the class, etc.
あるいは
put inflation under control, とputを使えればさらに自然です。
このように先ず、controlが使いこなせる人が、人の感情などを抑えるというようなときはcontrol の代わりに repressを使うことも出来ることを知り、repressが使えるようになり、さらに行動を制限する場合にはrestrictを使うことを知っていき、徐々に表現力の幅を広げていくのです。
大事なのはcontrolが使える人は、あてずっぽうの選択をしないで済むということです。 インフレ抑制を言うときに、よく知りもしないsuppress, repressなどを使わずに済むのです。 それらを使うべきときは後々おいおい分かってきます。 その過程を踏んでこそ、本当に洗練された用途の狭い英単語を使いこなすことが出来ます。
耳慣れない単語を無理やり丸暗記してほとんど力をつけないで終わるより、もう一度あなたの耳に慣れた英単語 を本当の意味で修得してください。あなたの英語力はそれだけで5倍、10倍にもなるはずです。
基本英単語を使いこなせない人が、大学受験に出てくるような英単語を使いこなせるようにはならないのです。
2.英語が話せるようになる人は英文法を練習して身につけます
英語を話せるようになりたいと思っている人が、英文法を勉強しない。このことは私には理解できません。
確かに文法が必要なのはわかるけど、我々が日本語を身につける過程で特に文法を勉強したわけじゃないし、言葉に触れていく中で感覚的に自然に身につけたのだから、文法なんて勉強しなくてもいいんじゃないの。
こんなことを本気で言う人がいます。
最低限の英文法はきっちり学習し練習する
もちろん我々は日本語の文法の勉強をすることなく日本語のルールを感覚的に身につけています。しかし、それは我々の頭がまだものすごく柔らかい赤ん坊のときに、それこそ四六時中日本語を聞かされ、しかも他の言語を一切知ることなく、何年もの間日本語のシャワーを浴び続けてやっと出来たことです。
比較的若い段階、遅くとも10代前半までにそれこそ毎日毎日何時間にもわたって英語のみでコミュニケーションを図らなければならない状態にに数年おかれれば、それも可能かもしれません。(そんな環境でも、きっちり正しく英語の仕組みを理解する努力をしていたほうが、はるかに早く英語を身につけることが出来るはずですが)
しかし、日本に暮らして、日々のコミュニケーションは日本語が主体で、英語に触れる時間が限られている圧倒的大多数の人が、ただなんとなく感覚的に英語の仕組みやルールを身につけるなど、ほとんど不可能ですし、あまりにも効率が悪すぎます。
また、英文法を軽く見る人、言葉のルールを知ろうとしない人は、他のトレーニングをしても、ものすごく非効率的です。
これまで3000人程の生徒さんを見てきて、英文法がある程度理解されている人とそうでない人との上達度の違いをまざまざと見せ付けられました。
それは一言で言うと、
言わされる人、と 自ら言う人 の差です。
例を出して話をしましょう。
あなたは私の生徒さんだと仮定してください。
そして次のようなことが言いたかったとします。”お母さんにピアノを習わせてくれるように頼んだ。”
I asked my mother to take piano lessons.
その英文を私がすぐに、
No, No. I asked my mother to let me take piano lessons. と直したとします。
あなたに文法的理解があれば、
ああ、なるほど、確かにletが必要だなと理解し、あなたの知っている文法の知識に従ってその文を言い直そうとするはずです。そこで、あなたは単に私に言われたとおりに言うのではなく、みずからもう一度英文を組み立てなおすことをします。つまり自分で文を構築しているのです。ここに更なる英語の定着が起こるはずです。
文法的理解のないあなたの場合はどうでしょう。
その場合のあなたは単に言われたとおりに言おうとするだけです。私の言ったことを頭に記憶し、その通りに言おうとするだけです。文を構築するのはあなたではありません。私です。あなたは私のロボットのようにオーム返しに言うだけですから、そこには何のトレーニングも起こりませんし、5分もすれば忘れます。
この違いは毎回毎回の一つ一つの英文で起こります。その差は計り知れないものがあります。
それだけではなく、自分で一人で英文をリピートしたりする場合もそうです。リピーティングやシャドーイングは英語が話せるようになった人は誰もが認める効果的な練習方法ですが、そんなときでも、文法的知識がない人は記憶して言うだけになります。
しかし、文法知識のある人はその言葉のルールに従って文を納得し、そしてそのルールに従って文を再構築しようとします。つまり、自分で言おうとするのです。
効果の差は言うまでもありません。
聞くときも同様です。ものすごく簡単な例を出すと
“who are you”と“who you are”
同じ単語を使っていても全く意味は違いますし、働きも違ってきます。
言葉のルールが語感として身についていないと瞬時には分かりません。
ただし、文法の勉強だけでは意味が無い
ただし、日本の英語教育で教える文法は、「英文法を知るための英文法」となっています。そんなものは必要ありません。 文法はあくまで、英語を相手にわかりやすく話すために体得するルールとして学ぶべきです。 文法は勉強して終わりではありません。 自分の語感として体得するように練習して身につけるものです。
知識としてのみあなたの頭にある英文法はあなたの英会話の助けにはなりません。
3.英語が話せるようになる人は無理をしない人です
私の言う“無理をしない”はラクをするという意味ではありません。 英語の習得が生易しい物ではないことは分かりきったことです。でも、 だからこそ続かない努力や、意味の無いやり方で時間と労力とお金を無駄にするべきではありません。
ある程度楽しみながらやれることをやる
暗記しようとしても、必ず忘れるので、最初から暗記しようとはしない。
テキストなどで、いろいろな英単語や英語表現を学習することは必要。 でもそれは暗記するためのものでなく、自分の中にそれら英単語 や慣用表現にある程度の馴染みを持たせるため。
そして、いろんな英語に触れていくうちに使われる頻度の高い物から順番に更に深く馴染んでいく。無理に詰め込まない。
もちろん今知っていることだけ。分かることだけをやっていたのでは上達はありません。 私の言う意味は自分の射程距離にあるものから吸収していくという、ごく当たり前のことです。
日本人は一つ一つしっかり学んで次のステップ、そんな勉強の仕方が大好き?です。 数学や科学ではそんなやり方も大切なのかもしれません。しかし、我々が日本語を修得したとき、そんなやり方はしてないはずです。 とりあえず分からないものは無視、今修得できる範囲のものを修得する。
わかる範囲のものを確実に理解する。言える範囲のものを確実に言えるようにする。 そういった努力を積み重ねていくことによってあなたの射程距離は伸び、分かる範囲も吸収できる範囲も勝手に広がっていきます。
4.英語が話せるようになる人は暗記しません
暗記法は絶対に止めましょう。
まず、暗記法はつまらないはずです。そして必ず忘れます。あなたは日本語をペラペラに話せますが、 ほとんど暗記したことはないはずです。おそらく生活の中で勝手に浸み込んでいったはずです。
例文暗記でも同じことです。
よくある穴埋め式のテストでいい点を取るには効果があるかもしれません。しかし、あなたがもし英語を聞き取れて、そして話せるようになりたいと思っているとしたら、例文暗記ではほとんど効果が無いばかりか、妨げにしかなりません。
少し考えれば分かるはずです。 いちいちある英単語を理解するのにその例文を思い出さなければならないとすると、 そこで思考が止まってしまい、聞いて理解することは不可能です。 あなたがある英単語を聞いてその例文を思い浮かべているうちに、話し手はもう先のことを言っているからです。 あなたはその遅れを取り戻すことは出来ません。もちろんTOEIC のように非常にはやいペースのリスニングテストに対応できるはずもありません。
あなたは日本語を自由に話せるはずです。そのあなたがいちいち日本語の例文に頼って人の話を聞いたり、話したりするでしょうか。
あなたの英語力をすこしでもあなたの日本語のレベルに近づけたいのなら、例文暗記は絶対に避けるべきです。
単語だけでなく、構文にしてもそうです。暗記しても使えませんし、所詮忘れます。
あなたも自分の周りに何人かは英語がペラペラの日本人がいるでしょう。 その人たちがたくさんの構文を暗記していて、何か言おうとする度にその記憶した構文に当てはめて、 単語を入れ替え話しをしていると思われるでしょうか? そんなことをしていたら、いちいち今の話題とは全く関係のない例文を、なんどもあたまに思い浮かべることになります。 混乱するばかりか、非常にペースの遅い会話になってしまうのは言うまでもありません。
ではどうするか。
馴染むのです
もちろん、時間には限りがあります。
あなたがネイティブであれば、生活の中で、同じ表現に何度も出会い、特に意識しなくても、いろいろな単語や表現に馴染んでいくことができたはずです。
でも、 大人が外国語を学習するさい、時間も限られていますから、そんな出会いを増やす工夫は必要です。
でも同じ単語や表現を同じ例文で見るのでは、結局暗記と同じことになり、応用が利きません。 ですから、同じ単語や表現に、違った状況、違った文脈、違った時制で、何度も何度も出会えるようなことをすべきです。
私の場合はそれをアメリカの絵本、そして、多読でやりました。量は絶対に必要です。時間を節約する効率的なやり方は弊社レポートに記載されています。
5.英語が話せるようになる人は日本語訳に頼りません
日本語の訳で英語を学ぶことがいかに意味の無いことかは、すでに述べてますし、 もう多くの方がいろいろなところで語っていますから、ここでことさらに申し上げる必要はないのかもしれませんが、 英単語学習という観点からも、一つ例を挙げておきましょう。
be patient, endure, tolerate これらの英単語は全て日本語で“我慢する”と訳されます。 では以下のようなことと同じ意味を英語で言うとしたら、使う英単語はこれらのうちどれでしょう? 瞬時に分かりますか。
- 1. もうすぐ着くから、もうちょっと我慢しなさい。
- 2. Nancyは痛みをずっと我慢してきた。
- 3. あなたの身勝手な行動は我慢できない。
回答
- 1. be patient: We are almost there. Be patient.
- 2. endure: Nancy has endured the pain for a long time.
- 3. tolerate: I cannot tolerate your selfish behavior.
きわめて簡単に説明するとbe patientは“時間を”待つニュアンス、 endure は苦しみや痛みに耐えると言う意味で我慢するニュアンス、 tolerateは嫌々ながら許すイメージです。
notice, perceive, recognize, discern, realize,これらの英単語は全て “気づく”と訳されます。しかし、意味や使い方が違います。 以下のような日本語と同じようなことを英語で言いたいとすると、 あなたはどの英単語を使えばいいか瞬時に分かりますか。
- 1. Susanが髪を切ったことに気がつかなかった。
- 2. ずいぶん変わられたのであなたとは気がつきませんでした。
- 3. あなたは事の重大さにようやく気がついたようですね。
- 1. notice: I didn’t notice Susan had gotten her hair cut.
- 2. recognize: You look much different now, so I couldn’t recognize you.
- 3. realize: Finally, you seem to realize how serious the problem is.
きわめて簡単に説明すると、noticeは変化を見ること、 recognize はある物や人を間違いなくそれと認識すること、 realizeは事の重大さや程度を実感することです。
これらの英単語が間違いなく使い分けられるためには、 その英単語をイメージとして理解していて、使いこなす練習をしていないと無理です。 単なる日本語訳とせいぜい一つぐらいの例文を覚えていても瞬時に使い分けられるはずがありません。
もちろん単語だけではありません。日本語と英語とはいろいろな意味で逆を行きます。 和文英訳、英文和訳的なことをやっていたのではいつまでたっても自然なスムーズな英語を話せません
ましてや、英語のあとにいちいち日本語を聞くようなトレーニングをしていたのでは、永久に英語脳を構築することは不可能です。
ピアノはピアノでしか練習できない。ピアノを琴を使いながら練習できないのと同じことです。 英語の発想で英語を話す方法についてはレポートの中で詳しく述べているのでここでは割愛します。
6.英語が話せるようになる人は集中します
最近ようやく聞き流し系の英語教材に対する批判をあちらこちらで耳にするようになりました。
ただ漫然と聞いているだけでは絶対に外国語は身につきません。もちろん売れているのは知っていますし、人気もあるようです。楽だからです。 私にも出来る。そう思わせます。
当然です。なにせ集中もしないでただ聞いているだけですから。 でも、そんなやり方で得られるのは、自分は今勉強しているという、ほとんど錯覚に近い自己満足だけです。 人間何かを修得するのは集中しているときだけです。
なんとなくボールを打っているだけではテニスは上達しません。なんとなくキーをたたいているだけではピアノはうまくなりません。 同じことです。3時間ただ漫然と聞いているより、10分集中して聞いてるほうが何倍もの効果があります。
ではどうするか?
集中しないと出来ないトレーニングをすることです。
特にリスニングのトレーニングをする時は、集中して聞き取らないと出来ないエキササイズをするとか、シャドーイング、リピーティングなども本当に集中しないと出来ません。 これらのトレーニングがスピーキングにもリスニングにも効果があるのは、まさにそのトレーニング方法が 集中力を要求するからです。こういった集中力を要求するようなプログラムなら私はある程度信用できると思います。
もちろん集中すると疲れます。長くは続きません。ですから、どんな教材を使ってトレーニングするにしても、いっぺんに長時間やろうとしないことです。 週に1回まとめて長時間やるより、毎日少しの時間のほうが効果が有ります。いっぺんに何時間もやるより、何回かに分けて、30分ずつとか、15分ずつとか、 一日の中で割り振ってやったほうが長続きしますし、時間も見つけやすいし、効果もあります。
7.英語が話せるようになる人はやっぱり勉強します
いつの頃からでしょう。英語は勉強するものではない。そんな風潮が日本中に蔓延しています。 そんなことを謳った本がベストセラーにもなりました。ネット上でも “英語を勉強することがまるで愚かなこと”、 とでも言わんばかりの英語教材が売られているのをたくさん見かけます。
それらいくつかはよく読んでみると、全く勉強を否定するものではないこともあるようですが、多大な宣伝広告のせいで、 “英語を勉強するのはばかばかしい”そんな空気が日本にはあふれています。 でも私の知る限り、 英語が話せるようになる人は全員例外なく英語の勉強をしています。
ただし、その人たちは勉強の位置づけが違います。
およそ何かを身につけるとき人は必ず勉強します。テニスがうまくなる、寿司職人になる、ピアノを弾けるようになる、 どんなこともただやっているだけでは特に上達はしません。コーチや先輩から教わり、学び、知識を得て、それを使えるように練習します。
ですから、勉強と練習はほとんど同時に起こっています。
ただし、私は常日頃、英語学習者に以下のように訴えます。
勉強が1に対して練習は99
その代わり、この1にあたる勉強を間違いなくしっかりやることが必要です。
この1をおろそかにすると、あとの99の効果が著しく小さくなるからです。だからこそスポーツでも、職人技でも、基本の知識をしっかりした上で練習します。
日本人は英語の勉強の仕方がヘタです。
それは日本の英語教育、英会話産業によるところが大きいでしょう。
英会話の修得が生易しいものではないのはあたりまえのことです。でも、誰にでも達成できるものです。 年齢に制限もありません。もちろん年齢が高いほど不利ではあるでしょう。ウソは申しません。 脳の柔軟性や記憶力はもちろんある年齢を超えると徐々に衰えます。でも、それは衰えるだけで、なくなるものではありません。
大変だからこそ、より確実な無駄のない方法を選ぶべきです。 安易な方法を選んでも、結局、正道に戻って来ることになり、かえって遠回りになります。そんな人を私はもう数え切れないほど知っています。 誇大広告に惑わされず、やるべきことを地道にやっていく以外にはありません。
最後に、英語を話せるようになる人とは
英語は誰でも話せる、しかし努力は必要であることを
本当に知っている人、そして話せるようになるまであきらめないだけです 。