スピーキング力アップの秘訣とは

たくさん話していれば、英語、英会話力がつく、というのはほとんどあてにならないのをご存知ですか。たくさん話そうとするのはもちろん大切ですが、肝心なことを忘れてはほとんど効果がありません。ここでは、何を注意して英語を言葉として口からスムーズに出るように練習すればいいのか解説します。ものすごく大切です。(弊社レポートの内容とも重複します)

いくらたくさん英語を話しても上達しない理由

たくさん話していれば、英語力、英会話力がつく、という発想は、今日限り捨ててください。私は3年、4年、5年、あるいはそれ以上、英語を話す練習をしていて、ちっとも上達しない人をたくさん見てきました。せいぜい、多少は言葉が滑らかに出てくる。英語が口からある程度スムーズには出てくる。でもそれだけです。相変わらずのブロークン英語、相変わらず、同じ間違いの繰り返し、相変わらずの日本人英語、ほとんど変わりません。なぜでしょう。

それは彼らは慣れ”と“上達”を混同しているからです。たくさん話しても、それだけだと、英語を話すことに慣れるだけです。あなたの英語は本質的には何も変わりません。それはアウトプットしかしてないからです。

インプットをしていないと、いくらたくさん英語を話し続けても、今あなたが言えることを、少し滑らかに言えるようになるだけです。表現力の幅は同じですし、同じ間違い、同じ日本人英語を話し続けます。
英語力の習得とは技能の習得です。

一つ例え話を出しましょう。

JohnとBobはテニスが上手くなりたいとします。
Bobは毎日テニスの試合をします。少しでもたくさんゲームをこなして実戦の中で上達しようとしています。Bobの練習はほとんどがテニスコートでのゲームです。
Johnはもちろんゲームをしますが、圧倒的時間を素振りや、壁打ち、あるいはボレー、スマッシュの練習など、課題を与えた練習を自分に課しています。そして学んだ技術を生かそうと、一回一回の試合で自分に課題を与え、それを意識してゲームに望みます。
どちらが早く上達するかは言うまでもないですね。Johnです。実戦の中で上達と言うと聞こえがいいですが、自己流の域を決して超えることはありません。慣れることと、上達とは違います。

英会話の上達も同じことです。
あなたが、英会話学校やオンライン英会話、あるいは職場で実際に外国人と英語で話す機会があるとしたら、それをより効率的なトレーニングにし、より多くを学ぶためにも、インプットを忘れないことです

そのインプットの方法として最高の方法をご案内します。


1.発想を変える

英語を話す練習は一人でも十分出来ます。程度の低い英会話学校などに行ってほとんど講師が話すのを聞いているだけだったり、一人でベラベラ話す人に圧倒されて、ほとんど黙って聞いて、相槌を打つだけより、一人でたっぷり話すトレーニングしたほうがはるかに効率的です。
もし、あたながお金を無駄に使いたくないのであれば、ここはどうか私の言うことを信じてください。
私は、私の学校の入校希望者に必ず申し上げます。
この学校に来ても英語が話せるようにはなりません
一応に目をパチクリさせます。
そうして続けます。
この学校に多大の期待をかけず、自分の努力に期待してください。
この学校をあなたの英語学習の一つのツールと捉え、私が与える課題をこなし、日々英語に触れる努力をし、その成果を試し、フィードバックを得るような効果的な使い方をしていただければ、あなたの英語は上達します。この学校を上手に使ってください

もしあなたが、英会話学校に通っていて、それ以外はほとんど何もしないとします。本当にあなたの英語力はあなたが払う金額の10分の1にも見合う効果が上がっていますか。
あるいはスカイプ英会話。確かに圧倒的に安いし便利でしょう。でも単なる自己満足に終わっていないでしょうか。
それらを止めなさい、と申し上げているわけではありません。英会話学校やスカイプ英会話の効果をより一層あげたいのなら、それなりの練習を一人でもしましょう。テニスが上手くなりたい人はしっかり壁打ちをやってテニススクールに行きます。ピアノが上手くなりたい人は一人でしっかり練習してピアノのレッスンを受けます。同じことです。
私の英会話力の9割以上は一人で孤独に練習した成果です。

2.一人で出来る英語を話す練習法とは

まずは絶対リピーティングをしましょう 

知識だけで話せるほど英語は甘くはありません。
馴染んでいることが絶対に大切です。そのためにも正しい英語をたくさん聞き、そしてそれを口に出して何度も言ってみることが絶対に大切です。
リピーティングは音とほぼ同時に言うシャドーイング(これはリスニングにも大変効果があります)と同様大変効果があります。しかし、単に英文を頭で暗記して、暗記した通りに言う受身的リピーティングだと、暗記することにほとんどのエネルギーを取られ、単なる口パクになってしまって効果が半減します。私が勧めるのは主体的リピーティングです。以下の事に注意してやってください。

①文全体を完璧に暗記してリピートしない

あなたは記憶力のトレーニングをしているわけではないはずです。






たまに私の生徒さんに長めの文をリピートさせると、新しい生徒さんなどは、長い!と言います。“長い”と感じるということは単語の連続を暗記しようとするからです。それでは意味がありません。たくさんの単語の連続を正しく、瞬時に暗記して、それを正しくリピートする。それが上手に出来ることがあなたの目的ではないはずです。あくまでも英語が話せるようになることが目的のはずです。暗記する人は、必ず忘れます。そして、暗記したことをそのまま言っているだけのときは、単なるアルファベットの連続、例えば、P,Y,B,R,A,Z,O,G,S,M,C,Q,H,などを覚えて言うことと殆ど変わりませんから、大事な単語、動詞などを言い忘れ、そのことに気がつきもしません。そして暗記に頼る人は、忘れると手も足も出ません。あなたが日本語を話しているときのことを考えてください。頭の中で文を作り、その言葉の連続をきちんと覚え、その通りに口に出そうとすることはある特殊な状況での例外を除いては無いはずです。英語もあなたが日本語を話すときと同じように、思ったことが直接言葉として、その都度口から出てくるように滑らかに話したいのであれば、暗記してその通りにリピートするだけでは意味が無いのです。

②文全体を完璧に暗記してリピートしない

では、どうすればいいのか。単語の連続をリピートするのではなく。意味や気持ちをリピートしてください。例を挙げましょう。

弊社教材The Nativebuster Pro ではこのリピーティングをhomeworkとして与えます。予め、チャンクごとに間隔をあけて録音したものと、一気に言うように録音したものと二種類の音が与えられます。例えば、次のような課題があります。


This company has a good reputation / with no record of any wrongdoing. Corporate image is very important / in order to stay ahead / of other companies. You must keep watching yourself / to live up to the reputation / we have.

これを wrongdoing, companies, haveまでの三つの文としてみるのではなく、たくさんの小さな意味のまとまり、意味の集合体としてみてください。その意味のまとまりを英語のルールにのっとって、順番に足していくように与えていくのです。弊社homeworkの場合はあらかじめスラッシュの部分で意味のまとまりを分けて録音したいますが、そうでなくても、自分で意味のまとまりにくぎれることも英語を理解する上でとても大切です。

英語の習得は小さな意味のまとまりを英語のルールどおりに順番に足し算していく方法に慣れる。それにつきます。

そして、頭の中に全文が綺麗に用意されている瞬間がないようにする。頭の中に英文を用意してしまうと、結局覚えて言うことになり、言葉を話す感覚とは違ってきます。短いフレーズだけに集中して、一つのフレーズを言い終わって、初めて次のフレーズを作るような感覚で言いましょう。言葉を話すのではなく、意味を話すのです。必ず自分の前に誰でもいいので、人をイメージして、その人に語りかけるように、質問であれば、本当にその人に聞くようにリピートしてください。


This company まずこれを自分の会社を意識して気持ちをこめて言いましょう。
それがどうしたの?
has a good reputation
どんな
with no record of any wrongdoing.

もちろん
Corporate image is very important、
なぜ
in order to…Ahh…..

忘れるかもしれません。それでもかまいません。意味をリピートする人は単語を忘れるのではなく、情報自体を忘れます。それが欠落してもかまいません。不自然に単語一個だけ言い忘れることはありません。意味のリピートをする人は、言い忘れても、自然なはずです。忘れたことは言わないだけのことです。

You must keep watching yourself
気持ちを込めて訴えるように言いましょう。
何のために?
to live up to the reputation
誰の?
We have.

その結果、次の様にリピートすることになります。
This company has a good reputation / with no record of any wrongdoing. Corporate image is very important. You must keep watching yourself / to live up to the reputation / we have.

そうしてもう一度聞き、欠落した情報を補うようにリピートしてください。


何度も言いますが、文全体ではなく、ちいさな意味のまとまりを一つずつ足していくようにです。

③ある程度のスピードは絶対に必要

言葉の習得はある意味、歌を覚えることと少し似たところがあります。(本質的にはもちろん違いますが)言葉には独特のリズムや抑揚があり、一つの言葉が次の言葉を引っ張り出してくれるようなところがあります。歌も同じです。一つの歌をたどたどしく、つまりながらゆっくりゆっくりつぶやくように歌っていてもその歌は決して覚えられません。言葉は覚える必要はありませんが、言葉独特のリズムやイントネーションを体で吸収するためにはある程度のスピードと滑らかさが必要です。情報を足していくようにリピートできたら、
その足し算を滑らかに早くできるように、自分の出来る範囲でやって下さい。

④例文暗記は無駄以外の何物でもない

くれぐれも例文暗記はしないこと。例文暗記、構文暗記をしている人は、何か言いたい時に、今、自分か言いたいこととは全く関係ないその構文を頭に思い描き、その中の一部単語を入れ替え、そうして話すそんな面倒くさいことをあなたは日本語を話す時にしているでしょうか。それが言葉を話すことだとしたら、私はとっく職業を変えています。このことは私のサイト上でも、他でも、色々なところで申し上げているのでここでは簡単に済ませておきますが、例文を暗記しても、あなたがその通りに言うことは一生のうち、おそらく一回も無いでしょう。短いフレーズのような物ならあるでしょうが、例文を暗記してしまうと、その例文にとらわれて、自由な発想が出来なくなります。正しい英文をリピートすることはその英文を覚えるためえではなく、その英文を自分の気持ちと一緒に言うことによって、英語を言葉として浸み込ませるためです。今私は英語が楽に話せます。それは私の中に記憶した例文や構文などが一切無いからそんな物に頼らなくてもいいからです。言葉は記憶する物ではなく、脳に浸み込ませる物、そう認識してください

以上、一人で英語を話す練習の仕方を解説しました。参考になっていればとてもうれしく思います。

 

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