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英文法アプリが出来るまで

この英文法、英会話教材が出来るまで

この英会話教材は20年以上にわたる英語学習者とのふれあいの中から生まれたものです。

自分が言った言葉が次の言葉を引き出してくれる、そんな感覚で英語が話せるようにトレーニングを積む。そのための教材です。 この教材がどのようにして生まれたか、ご説明しましょう。

日本人英語学習者の問題点

日本人はほとんどの人が英文法をテストのために勉強してきたので、

英文法の勉強=試験勉強

このような方程式が出来上がってしまっていて、英語を話すのに 文法は必要ないと思って、あるいは思おうとしています

でも、英文法の修得は避けて通れません

分かりやすい例を出しましょう。
Where do you live?
この質問は多くの人が言えます。

ところが、preponderance と言う単語の意味が知りたくて質問するとき、
What’s mean preponderance?
Preponderance? What’s mean?

等と質問されます。
これらは意味を成しません。
Where do you live?
この質問文が、文法的にも理解できている人は、
preponderanceという単語の意味を聞くときも、
What does preponderance mean?
この2つの質問文は、単に単語が違うだけで、文構造としては全く同じだからです。

同様に英文法が身につくとは次の二つの文も全く同じような感覚で聞いたり、言えたりするということです。

  • 1. I don’t have a car.
  • 2. Most of the students in the class didn’t understad what the teacher was talking about.

次の二つの文も同様です。

  • 1. How old are you?
  • 2. How large was the scale of the earthquake?

文法を身につけようとしない人は、これらの文のつながりが見えず、いつまでたっても沢山のフレーズを覚えて、 覚えたことだけで、しゃべろうとします。これでは頭がパンクします。
文法を知るということは、言葉のシンプルなルールの上に情報を足していくように話す、ということです。 無理に暗記する事から解放し、応用力のある、幅広いコミュニケーション能力をつけるためには不可欠なのです。

だからこそ
言葉のルールを身につけることなく、言葉が話せるようになるはずがない。

その事を強く生徒さんに訴えてきました。
事実英文法がある程度分かっている生徒さんと、そうでない生徒さんとでは上達のスピードが圧倒的に違います。
しかし、英文法にはほとんど拒絶反応に近いものを持つ生徒さんが大変多いのです。
学校で我々が勉強させられた複雑怪奇な英文法をイメージされるので、無理もありません。わたしも高校生の時に英文法の参考書を買いました。 あのぶ厚さ、文字の細かさ、学問書のようなイメージがあり、敬遠してしまうのも無理はあいません。

でも、避けて通れない英文法の習得、何とか無理なく、楽しく学習してもらいたい。
そう願って作り上げたのが、この英文法、英会話教材です。20年以上にわたり、温め、工夫をこらして、 何年にもわたる執筆と、編集と、熟考と、見直しと、討論と、検証の末に出来上がったものです。即席で出来たものとはわけが違います。

以下の点に留意して作り上げたものです。

  • 1. 知識としてではなく、言葉の呼吸をイメージとして捕らえる、そんな解説をする。
  • 2. 極力シンプルに。要らない知識は思いきってカットする。
  • 3. 聞きながら、話しながら、視覚と音で身につける。
  • 4. 上記の目的のために徹底的にインタラクティブ(対話形式)に

これら条件を満たすためには、単なる知識一辺倒な観点からはとても書けません。

まずは観察をすることです。the Nativebuster 基礎英単語編の製作過程と同様、

  • 1. 日本人はどんな間違いをよくするのか。
  • 2. 何が難しいのか。
  • 3. どういった見方をするのか。
  • 4. どう言えば分かりやすいのか。

日々のレッスンの中で、生徒さんとのやり取りを通して、その中で、テストし、検証し、やっと出来るものでした。
それは本当に時間のかかる作業でした。

その結果以下の様な問題を解決すべきという結論に至りました。
英文法を全く知らない日本人はほとんどいないのですが、

  • 英語の主語と動詞が分かっていない。
  • 質問文を作ることが本当に苦手である。
  • YesとNoがいまだに使いこなせていない。
  • what, where, whyなどをいまだに疑問文でしか使えない。
  • 時制の重要性を認識していない。
  • 時制は意味そのものであることも分かっていない。
  • やたら過去形を使いたがる。
  • 現在時制とは今の事を言うものだとほとんどの方が思っている。
  • 過去形と現在完了の区別がついていない。
  • 過去完了など使ったこともない。
  • 関係代名詞は2つの文をつなげるものだと思っている。
  • 関係代名詞の難しさは、実は関係代名詞それ自体ではないのに、その事を認識していない。
  • 時制の一致で悩む。こんなに単純なのに。
  • be動詞がほとんど分かっていない。
  • 名詞の修飾がうまく出来ない。
  • haveやgetをほとんど使いこなせていない。
  • to不定詞は~するため、~するための、と誤解してしまっている。
  • ~ingは動詞ではないことを分かっていない。
  • ~ingは動名詞と決めつける。
  • 前置詞が苦手。その必要性ももう一つわかっていない。
  • would やmightが使えていない。
  • 仮定法がやたら難しい。
  • couldはcanの過去形だと思っている。
  • 受身を意味なく使う。
  • 助動詞の必要性がほとんど見えていない。
  • 比較がやたらに難しい。
  • unless= if not 本気でこれを信じている。

これら一つ一つを解決していくために、私の学校では文法そのものを教えるというより、言葉のルール、 文の組み立て方を会話のアクティビティーの中で理解し、馴染み、身につけていくようにしています。 そのための様々なトレーニングをしてきて、確かな効果をあげていますが、それをより多くの人が家庭で出来るようにしよう。 そうしてこのプログラムを手がけました。

最初はCDとテキストをイメージしていましたが、本当に会話をするような感覚と、イラスト、アニメーションをいれ、視覚に訴える必要から、 パソコンの画面上で練習が出来るDVDアプリケーションにしようと考えました。そしてやがてプラスアルファとして、 スマートフォンとタブレット端末に対応したアプリの開発へと発展します。

20数年の経験が凝縮しています

原稿の制作そのものは2006年 the Nativebuster 基礎英単語編の初版が完成したあと、直ぐに始めました。基礎英単語の重要性と同時に文法の大切さも痛感していたからです。


BasicとIntermediateで電話帳サイズの原稿が二つになりました。

基礎英単語編で英文作成に協力いただいたNeilには今回もご協力いただき、例文も問題文も自然であることに特に力を入れました。 いかにも教科書的な不自然なものは避けたかったからです。

意見は徹底的に戦わせました。

特に練習問題については膨大な時間を割きました。
・・・の指示でユーザーにここまで言わせるのは無理だ。
この流れは必然性がなく唐突だよ。
この文構造を使わせたいのは分かるけど、ちょっと難しすぎない?
いや、そんなことはない。
いや、これはこういう意図だから。
ああ、なるほど、でも、それならこうした方が。
こんな議論をそれこそ、何度も何度も交わしました。
結局全てのエキササイズを見直し、全て書き変えたことも少なくありません。

アニメーションとイラストにもこだわり

この教材には実に106のアニメーションと129のイラストが使われています。

イラストは、言葉のルールを目でイメージで理解出来るように、これまでの常識にとらわれず、斬新な発想で描くようプロのイラストレーター、アニメーターに指示をしました。 何度もダメだしをして、大変な思いをさせたかと思います。
そして、アニメーションには映画のような自然な動きのクォリティーはもとめませんでしたが、 ユーザーが一目でイメージがわくような、そして、生きた、臨場感のある練習が出来るようにこだわりました。 アニメーターとは綿密な打ち合わせをし、絵コンテの段階から何度もやり直して作り上げたものです。

レコーディングにもこだわり

レコーディングはビクターのレコーディングスタジオで何日もかけて行いました。
解説文中の例文はほとんど全てレコーディングしてあります。ユーザーはワンクリック、ワンタップで音声を聞く事が出来ます。
また、練習問題はネイティブとの対話形式で行われます。
そのため、対話の呼吸を維持する必要から、パートごとに録りまとめる、と言うことはしませんでした。
音楽CD等ですと、歌だけ、楽器だけ、など別録りにして、あとで付け合せて編集するということも良くやられるようですが、このレコーディングではあえてそれをせず、 全員が常に同じテーブルにつき、相手の顔を見、話を聞きながら待機し、録音する、というかたちをとりました。

単語力もつける

基本的に、言葉のルールを身につけ、単語を知れば話せます。
このプログラムは英語の仕組みの体得に力点を置いていますが、もちろん話せるようになることが最大の目的であり、そうでなければ意味がありません。
このプログラムでは膨大な量の英文に触れることになります。
その中で日本人に馴染みのない、でもネイティブなら毎日のように使っている基本表現に馴染んでもらう。 その事を常に念頭に入れてプログラムを作成しました。
基本的にthe Nativebuster 基礎英単語編で紹介する単語や表現を何度も登場させています。 基礎英単語編を学習された方にはこれ以上ない復習が出来、更なる表現力の定着を図ることが出来るはずです。 また、そうでない方も、本当の自然な英語表現を学ぶことが出来、会話力を飛躍的に向上させることが出来るはずです。

また、その目的のために、受験英語で出てくるような、難しい単語は一切使わず、日常の平易な単語のみを使い、 そして、あちらでもこちらでも、何度も同じ表現に、違った文脈、違った時制、違った背景で出会うことが出来ます。 そうして、無理に暗記をせず、自然に馴染むように表現力をつけていけるようにしました。

DVDの欠点を補うアプリケーション開発

パソコン上で読む電子ブック、しかもとびだす絵本のような感覚で、アニメーションを見れて、英文はワンクリックで音が聞けて、 ネイティブと対話形式に練習が出来るDVD アプリケーション。内容的には絶対の自信を持って出したものでしたが、ご利用された方々からあるご指摘をいただきました。

家でパソコンを開いてしかできない

弊社教材をお使いいただく方は多忙な毎日をお過ごしの方がほとんどです。通勤途中、ちょっとした自由時間などを有効に使いたい、そんな方の要望に応えるためには、 どうしても時間と場所を選ばずできる教材が必要でした。DVDのリリース後、間もなく、スマートフォンやタブレット端末に対応したアプリ開発に着手しました。 スマートフォンとタブレットの特徴を生かした、徹底的にユーザーの立場に立ったもの、 そのアイディアを充分絞り出してくれるパートナーとして、7つの会社と話し合い、最高のプランを提供してくれた一社を選びました。 何度も何度もミーティングを行い、こうしたらもっとわかりやすいと思いませんか、こうしたらより使いやすいはずですよ。 そういった話を何度もし、妥協が最大の敵、その考えを基本に作り上げたものです。 そのインターフェイスのユーザーフレンドリーの度合いに驚かれることでしょう。
これ以上ないものに仕上げたい、私たちの情熱のこもった渾身のアプリです。

多くのプロが関わっています

この教材の制作は、現在のトップレベルの技術を必要としました。これは私一人では到底出来るものではありません。 これ以上ないものに仕上げたい、そんな思いから、弊社以外に以下の多くの団体、個人の方々が関わっています。

株式会社 Global Research
株式会社 マナイニシアチブ
株式会社 ブートロック
ビクター クリエイティブメディア株式会社
有限会社Optimystik
中込 幸子 (英文作成協力)神奈川大学特任助教
知公 弓子 イラストレーター アニメーター
Bob Deley 英会話学校講師
Christina Smith 声優、英会話学校講師、NHK翻訳
Edward Greyhound 英会話学校講師
Wendy  英会話学校講師
Neil Peckham (英文作成協力 )